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(回答先: ソニー生命株の50%譲渡〜ソニー、蘭エイゴンへ〔東京新聞〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 9 月 06 日 12:53:52)
ソニーの全額出資子会社「ソニー生命保険」が、オランダの大手保険会社「エイゴン」と資本提携する方向で調整していることが6日、明らかになった。来春を目途に、エイゴンがソニー生命の発行済み株式の50%を取得し、保険商品など幅広い分野で相互協力する。日欧の優良保険会社が強力タッグを組むことになり、今後、国内生保業界の再編・統合に大きな影響を与えそうだ。
6日付の日経新聞が報じたもので、エイゴンの出資額は約2000億円になる見通し。「ソニー」の名称は変更せず、早ければ10月中にも正式に合意するという。
ソニー生命のメリットとしては、エイゴンの保険商品を自らの営業ネットワークで販売することができ、エイゴンが誇る世界規模の資産運用ノウハウも入手できることになる。
一方、エイゴンは、フランスのアクサ、オランダのINGなどに続き欧州の保険会社としては7社目の進出となり、後塵(こうじん)を拝することになるが、ソニー生命が強みとする提案型の営業ネットワークを活用し、グローバルなシェア拡大をねらうことができる。
ソニー生命が提携を模索した背景は、規制緩和による生保業界の競争激化で、さらなる商品の多様化や資産運用の手法を得る必要が高まったことがあげられる。また、保険事業のグローバル化が進んだことで、単独での事業は限界があると判断したとみられる。
親会社のソニー自体はブロードバンド時代に沿った事業に経営資源を集中する姿勢を強めている。ソニー生命は優良子会社ながら中核事業ではないため、提携先を探していた。
同社はソニーの創業者である盛田昭夫氏が中心となり、米保険大手のプルデンシャルグループとの合弁で1981年に創業。91年に現在のソニー生命に変更し、96年からソニーの100%子会社になった。
4000人以上の男性営業社員からなる提案型の営業ネットワークが強みで、01年度の総資産は約1兆7000億円を誇る。従業員数は約5700人。大手保険会社が契約数を減少させるなかでも、急激に業績を伸ばしている。
エイゴンはオランダに本拠を置き、いまの持ち株会社は1983年に設立。オランダを始め、米国、英国など欧米を中心にシェアを拡大し、現在は中国や台湾などにも進出。総資産は約30兆円で、グループの従業員数は約2万5000人。
これまでソニー生命の提携先には米ゼネラル・エレクトリック(GE)の子会社「GEキャピタル」、米「プルデンシャル生命保険」などが浮上していた。