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日銀の速水優総裁は5日午後、大阪経済4団体共催懇談会でのあいさつで、日本経済の先行きについて「自律的な回復を実現にはなお時間を要する」との認識を改めて示した。現状は「全体としてほぼ下げ止まっている」が、世界経済、特に米国経済で不透明感が増している点を指摘。東京株式市場で株価がバブル後最安値水準にまで下落した点も懸念材料として触れた。
米経済については「最近の経済指標には雇用面などで景気回復の足踏みを示唆するものも目立ってきた」と言及。年後半にかけては「再び比較的堅調な成長パスに戻るとの見方がなお優勢」とはしたが、外需主導の日本経済に与える影響への懸念が増しているのをうかがわせた。金融・資本市場の不安定な動きには「景気の回復力やその持続性について市場参加者の見方が慎重化している」と背景を分析した。 (17:00)