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【サンパウロ=窪田淳】経済危機に見舞われているアルゼンチン政府が国際通貨基金(IMF)との交渉の停滞に焦りを強めている。ドゥアルデ同国大統領は4日、改革の実行を求めたオニール米財務長官の発言に対し、「国民は耳を貸さなくていい」と切り捨てた。
オニール長官は同日の米テレビ番組で、アルゼンチン政府がIMFに提出した趣意書の原案に触れ「経済安定の基盤を作るには不十分」と指摘。「腐敗の根絶など政府には課題が残っている」と注文をつけた。
これに対してドゥアルデ大統領は「なぜ米政府高官らは我が国の経済を品定めしようとするのか」と不快感を表明した。アタナソフ首相も「政府はやるべきこと以上のことを実行した」と述べた。
しかし、ラバニャ経済財政相は「国内の政治的不一致がIMF合意を遅らせている」と批判するなど、政権内に不協和音も生じ始めている。 (12:01)