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これまで日経平均株価が1万円を割り込んだレベルで推移していた時は、当初のイメージとは逆に債券は買われる展開となっていたが、さすがに9000円を割り込み、8500円を展望した場合、市場参加者にとって気持ち悪いイメージがある。
株安に伴い、国債や地方債などは、これまで一方的に上昇した分だけ益出しの動きが出やすい。BIS基準の自己資本比率8%維持の株価レベルは各銀行によって違うものの、日経平均株価8000円台は中間決算見通しで想定していたレベルを下回るはずであり、その分だけ、銀行の追加の益出し要請も強まることになろう。
しかし、これだけで金利が大きく上昇、または上昇トレンドに転換する可能性は小さい。日銀による時間軸が強化されている中で、益出しの売りが出ても、手前のゾーンを売って、エクスポージャーを減らす動きにはならないと思う。また、相対的に10年ゾーンに割安感がある中で、10年ゾーンの金利がこのまま上昇を続けることは考えづらい。長期金利が上昇しても、1.25%─1.30%のあいだで止まることになろう。