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4日前場寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は続落して始まり、1983年8月以来となる9000円割れをうかがう動きとなっている。3日の米国株式相場が急落したことを嫌気して、幅広い銘柄に売りがかさんだ。世界同時株安の様相となっていることで、買い手控え気分が一段と強まっている。現時点での東証1部の新安値銘柄数は、179銘柄に達している。東証株価指数(TOPIX)も続落して始まり、取引時間中としては、1984年12月25日以来、約18年ぶりに900ポイントを割り込んだ。
世界景気の先行き懸念から、株式市場での買い手が極端に少なくなっており、見切り売りで下値を切り下げる展開。株価指数先物に機関投資家のヘッジ売りが出ることで、現物市場でのインデックス売りを誘い、幅広い銘柄が値下がりしている。寄り付き前の外国証券12社ベースの売買注文状況は、買いが1320万株に対して、売りが3740万株と、差し引き2420万株の売り越しとなった。売り越し幅は今年最大で、市場心理を一段と冷やしている。
株価下落の影響で保有株式の含み損拡大が懸念される銀行株に売りが優勢なほか、米国株式相場の影響を受けやすいハイテク株にも、見切り売りが出ている。
東証寄り付き前の大口注文は、売りが5340万株、買いが2010万株で、差し引き3330万株の売り越しだった。
ソニー、NEC、松下、TDK、東芝などが軒並み年初来安値を更新した。日立の600円割れ、古河電の300円割れ、松井の1000円割れなど大台を割り込む銘柄も多い。一方、ハウス、東電、セコムなどが高い。