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たばこが一箱三百円に値上げされると喫煙者の16%がたばこをやめ、千円なら63%が禁煙するというアンケート結果を三日までに、厚生労働省所管の研究機関、医療経済研究機構(東京)がまとめた。禁煙者が増えても、千円になればたばこ税などの増収が一兆円を超え、医療費削減、健康増進も進むという“一石三鳥”の結構ずくめの試算結果で、増税論議を後押ししそうだ。
研究機構は昨年十一−十二月、全国の二十歳以上の喫煙者二千四百二十人を対象に調査を実施し、二千百五人から回答を得た。
現在の売れ筋たばこは一箱二百五十円が主流。
三百円に値上げされた場合「たばこをやめる」と答えた人は16%で、「同じ銘柄で本数を減らす」という人が30%。五百円に値上げされた場合は42%、千円になると63%が「たばこをやめる」と答えた。千円でも「同じように吸う」人は4%しかいなかった。
研究機構はこの回答を基に、値上げした場合の喫煙者数のほか(1)直接喫煙による年間死亡者数(2)たばこが原因の医療費(3)たばこ税や消費税による税収−を試算した。
「三百円たばこ」だと、現在二千八百万人余に上る喫煙者が約四百七十万人減り、十万人を超すと考えられる死亡者も約一万七千人減少して八万人台に。医療費は二千億円余り削減される。
これが「千円たばこ」なら、喫煙者は約千七百八十万人減って、死亡者も三万人台まで減少。医療費は八千億円以上減って今の三分の一近くに削減できる。
これに対し税収は「三百円たばこ」だと現在の約二兆三千億円からわずかに減少するが、「五百円」では四千億円余、「千円」では一兆円余りそれぞれ増えるという。
調査した油谷由美子主任研究員は「値上げ幅がわずかな場合は、実際に個人がどう動くか分からないが、死亡者の減少や医療費削減など増税の効果を予測する情報になるのではないか」と話している。
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