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日銀が3日発表した7月中の国内銀行の貸出約定平均金利によると、新規に約定した金利は長期(期間1年以上)と短期(同1年未満)をあわせた総合で前月比0.128ポイント高い1.734%となった。上昇は2カ月連続。大手銀行などは今年度から、リスクの高い貸出先について金利引き上げ交渉を本格化させており、そうした効果が表れ始めているようだ。
新規貸出金利が0.1ポイント以上上昇したのは2001年10月以来9カ月ぶり。とりわけ短期の上昇幅が0.157ポイントと高かった。既存の貸し出し分も含めた残高ベースでも0.004ポイント高い1.872%と、2カ月連続の上昇となっており、ここにきて金利の上昇傾向が目立っている。
新規の貸出金利上昇の一因となっているとみられるのが、収益力強化を狙った銀行の金利引き上げの動き。企業の借り換えなどの際に金利を見直す銀行が増えており、「法人向け貸し出しの見直しや無担保融資の拡大などで、今年度に入ってから貸出金利は平均的に上がっている」(三井住友銀行)という。 (12:00)