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(回答先: Re: 定常的な運転のためには 投稿者 たにん 日時 2002 年 9 月 01 日 01:25:24)
レーザー閉じ込めだけで長時間、プラズマ全体を閉じ込めたり反応経路全体を制御するのは難しいので、中心の超高温の反応領域はレーザーで閉じ込め、外部のより低温の領域は磁場で閉じ込めて、反応物質のフローを制御するのが良いのではと素朴には思うが、日本人の創意工夫が画期的な技術を生み出してくれることを期待する。
http://www.ile.osaka-u.ac.jp/world/fusion/kind.html
核融合の研究の進展には目覚ましいものがありますが、私たちが
目標としている核融合発電所が完成するのは、早くても2020年頃になる
と言われています。なぜ、そのように長い年月を必要とするのでしょう?
それについて簡単に説明しましょう。
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磁気閉じ込め方式の将来的な問題点
スピードのたいへん速い原子が、閉じ込め容器の内側にたくさんぶつかり、
壁を傷めます。最先端の材料を用いた容器でさえも、かなり頻繁に
容器を取り替える必要があります。ですから、たいへん丈夫な材料
を用いた容器の開発が必要となります。
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慣性閉じ込め方式の将来的な問題点
特に、レーザー核融合の実験は、1日に5〜10回しかできないのが
現状です。本来は、もっと数多く実験ができればよいのですが、
現在のところ適切なレーザーがありません。実際に発電所をつくるには、
1秒間に何回も光るような高性能のレーザーの開発が必要となります。