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【ロンドン30日=黒井崇雄】堺屋太一・内閣特別顧問(元経済企画庁長官)は30日夜、訪問先のロンドン市内で講演し、「財政支出を削減した結果、日本経済は不況色を強めた」などと述べ、小泉内閣が進める経済構造改革を批判した。
堺屋氏は「小泉内閣は金融(システム)再生や不良債権の処理にあまり積極的でない」と指摘するとともに、現在検討が進められている道路4公団の民営化については「不徹底で、理想からは後退している」とバッサリ。さらに、政府系金融機関の見直しも「期待したほどの改革にならないのではないか」と悲観的な見方を示した。
一方で、自らが閣僚を務めた小渕内閣については「経済危機に対して財政拡大や金融システム改革などの大胆な政策をとり、成功した」と述べるなど、“自己評価”は高かった。