5大会計事務所の一角だったアンダーセン会計事務所(本部シカゴ市)が31日をもって企業の監査業務から撤退する。破たんしたエネルギー卸売り最大手エンロンの監査に伴い関係書類を破棄したとして6月、ヒューストン連邦地裁陪審から司法妨害の罪で有罪評決を受け、顧客離れが加速。業務の実質は既に失われているが、今回の撤退により、1913年に設立、約90年の歴史を誇った名門事務所の事実上の幕引きとなる。
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