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【サンパウロ=窪田淳】
アルゼンチン政府は30日、国際通貨基金(IMF)に対し、9月9日に期限を迎える約27億ドル(約3200億円)の債務返済を1年間延期するよう要請した。支援交渉の合意になお時間がかかる見通しになったため、当面の対IMF債務の支払い停止を回避する。
経済危機に陥っている同国政府は、2003年末までに期限を迎える債務返済の延期を巡ってIMFと交渉を続けている。しかし協議は難航し、IMFのドーソン対外関係局長は29日、支援交渉の早期合意に否定的な見方を示していた。
同国では銀行預金の流出に歯止めがかかっていない。金融機関の債権回収を阻害する内容の法案も議会を通過し、IMFが求める金融システムの健全化が遠のいている。 (10:34)