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(回答先: ソフトバンク、米ヤフー株など売却〜UTSI株も〔株ZAKZAK〕 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 8 月 29 日 17:15:10)
☆NASDAQ株診断・ヤフー急伸、ソフトバンクの売り一巡?
【NQNニューヨーク=渋谷淳】29日の米国株式市場でインターネット情報検索大手のヤフー(コード@YHOO/U)が商いを伴って急伸した。大株主のソフトバンクが28日に米子会社が保有するヤフー株を売却したと発表。大株主の売りに伴う急落局面を押し目買いの好機ととらえた買いが膨らんだ。株価は28日に割り込んだ10ドル台を回復。メリルリンチが投資判断を引き上げるなど、最近の株価下落を行き過ぎと受け止める声が出ていた。
相場全体の下げに隠れてはいたが、28日の株式市場でヤフー株急落は関心を集めていた。特段のニュースが無いなか、ほぼ一本調子で下落。昨年10月以来の安値となる9.13ドル(27日比で14.7%安)で取引を終えた。ソフトバンクの売りが急落の原因と分かって不透明感は後退。「7―9月期の収益は市場予想に達するか、上回る可能性が高い」(USバンコープ・パイパー・ジェフリー)と、企業収益体質に変化が無いことを確認するアナリストの見解も支援材料になった。
メリルリンチは投資判断を「売り・削減」から「中立」に引き上げた。ヤフーの2003年の予想EBITDA(利払い前、税引き前、償却前利益)に対して28日の時価総額が10倍にとどまると試算。アマゾン・ドット・コム(25倍)など、他のインターネット関連株と比べて低く、AOLタイム・ワーナーなどメディア株と比べても同水準という。広告市場の先行きに対する不透明感は強いものの、当面は「10ドル近辺での推移が続くだろう」とみていた。
ヤフーは29日、ソフトバンクの発表とは別にソフトバンクから1107万株を1億ドルで買い戻したと発表。28日の売却分と合わせ、ソフトバンクの持ち株比率は14%から約7%へ低下した。含み益の大半をヤフー株に依存するソフトバンクにとって、持ち株比率の急速な低下は財務内容に対する市場の懸念を高めかねない。
ひとまずヤフー株の売りが一服する可能性は高い。ただ、ソフトバンクは4月にもヤフー株を売却したばかり。急速な持ち株比率の低下は、有利子負債の削減に向けた財務面での柔軟性の低下も連想させる。ソフトバンクの追加売却に対する不透明感がヤフーの上値を抑える構図は続きそうだ。