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★南アフリカで日本は何を言う?★Newsweek JapanOnline http://www.nwj.ne.jp
26日、南アフリカのヨハネスブルクで「持続可能な開発に関する世界首脳会
議(環境開発サミット)」が始まった。この会議には全世界180カ国・地域か
ら6万人が参加し、9月2〜4日には約100人の首脳による会談も開かれる。日本
も政府関係だけで約500人の代表団を送り込むという。
環境に関する会議は、目的ははっきりしている。資源に限りがあり、温暖化
ガスの影響が懸念されるこの地球を、どうやって守るのか。それも単に自然を
保護しようというのではなく、文字通り「持続可能な」発展をどうやって維持
するのかということだ。どの国もこの「大義」に表立って抵抗することはでき
ない。地球そのものが有限であることは承知しているし、温暖化ガスが増えれ
ば海面が上昇して人間が生存可能な土地が減ることも承知しているからだ。し
かし、だからといって一致協力できるわけではない。
ある官僚が真顔でこう言ったことがある。もし「中国がすべて水洗トイレに
なったとしたら、いったい中国の森林資源に何が起きると思う」。中国が今す
さまじい勢いで成長しつつあることは周知の事実。そして成長とは、たしかに
その官僚が言うように、資源の消費が増えるということにほかならない。14億
人の国民の生活水準が向上すれば、その影響は大変なものだ。
だからといって中国は経済発展にブレーキをかけるべきだとは言えまい。あ
る環境問題専門のジャーナリストが、インドは産児制限をすべきだし、それに
対して日本が避妊具を援助したらいいと語ったことがある。しかし例えば先進
国の子供が消費するエネルギーとインドの子供が消費するエネルギーを比べた
ら、地球環境の維持という観点で見る限り、先進国の産児制限をしたほうが、
エネルギー消費を抑えられるかもしれない。
マレーシアのマハティール首相はかつてこう言った。「さんざん先進工業国
が地球を汚染しておいて、発展途上国に対して環境を守れというのは身勝手
だ」。この論理に反論できる先進国はあるまい。その身勝手さの最たるもの
が、アメリカの京都議定書離脱である。いったんは合意したのに、ブッシュ政
権は、アメリカの産業界に大きな影響を与えるとして議定書からの離脱を発表
した。
世界の二酸化炭素排出量の25%を占めるアメリカが離脱した理由は、中国が
やがてアメリカを上回る二酸化炭素を排出すると予測されるのに、削減義務を
負っておらず、アメリカが競争上、一方的に不利になるからだという。
しかし宇宙船地球号は、限りある資源で飛び続けなければならない。EU(欧
州連合)はアメリカを批判しつつ、はるかに大人の態度で先進国と発展途上国
の対立を解決しようとしている。日本は、果たして今回の環境開発サミットで
独自の姿勢を打ち出せるのだろうか。小泉首相がヨハネスブルクで演説するの
は9月の2日である。(藤田)
小泉君ここでヒット打てば、MVPも可能な打席だけど、打率1割台、もっか1月以来10試合無安打、投手はランディージョンソンていうところかな。見逃し三振、よくても内野フライがいいところかなー。 Ddog談