現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
(回答先: 決済預金、法律で強制せず=一斉導入「強く期待」−金融審(時事通信) 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 8 月 28 日 18:59:06)
決済性預金の保護策について検討している金融審議会(首相などの諮問機関)のプロジェクトチームは28日の会合で、来年4月以降も全額保護とする決済性預金の導入を金融機関に義務付けない方針で一致した。
全額保護の預金がすべての金融機関でそろわなければ、決済機能のセーフティーネット(安全網)が完備しないことになり、今後も論議を呼びそうだ。
金融庁は、「決済機能は公益性が高い」(柳沢金融相)として、全ての金融機関が全額保護の決済性預金を一斉に導入する方向で検討してきた。
しかし、金融審のプロジェクトチームは、システム開発のコストをはじめ、金融機関の負担が大きいほか、民間の商品開発の自由を奪いかねないとして、法的な義務付けは困難と判断、「公共性を考え、導入を強く期待する」との要請にとどめることにした。一斉導入に反発していた金融界の主張に配慮した形で、金融庁に方針の修正を迫ることになる。
これを受けて金融庁は、金融機関の一斉導入の実現を目指し、システム開発の負担軽減のため業態ごとの共同開発を促すなど、一斉導入に向けた環境整備を行うとしている。
一方、来年4月のペイオフ(破たん金融機関からの預金払い戻し保証額を元本1000万円とその利息に限る措置)全面凍結解除の後も、全額保護とする決済性預金の定義については、<1>自由に引き出せる<2>決済に使える<3>金利ゼロ――の条件を満たす預金とし、金利ゼロの普通預金や個人向け当座預金など、具体的にどのような預金を採用するかは、金融機関の自主的な判断に任せることを確認した。
(8月28日21:43)