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日本株市場/最大の売り手「英国年金」の売りが近々ピ-クアウトへ
コメルツ証券会社東京支店・ファンダメンタルリサーチ部ストラテジストの宮島秀直さんは、「年初来、外国投資家の中で最大の日本株の売り手である英国年金による日本株売りが近々にもピークを迎える公算が高まった」との見方を示す。2003年末に予定される時価会計導入に対応した英国年金の株式資産圧縮計画に基づく日本株の売却予定額1兆7209億円のうち、すでに8月16日週までで1兆5390億円が売却済みであり、あとは約2000億円分の売却を残すばかりの状態となった。
*図表は、2002年7月末時点の英国年金保有上位20銘柄(同上位50銘柄より抜粋)
<銀行、電力セクターでいち早く圧縮が完了> そこで、英国年金が発行する日本株ファンド運用報告書に基づき、ポートフォリオ銘柄別の圧縮状況を見た。「TOPIX総合指数のベンチマークに対して30%以上のアンダーウエイトをすでに達成した銘柄が6割に達しているものの、依然として株価水準などの理由から売却が遅れている銘柄も多い」。全体を俯瞰(ふかん)すると、銀行、電力セクターでいち早く圧縮が完了(TOPIX指数へのアンダーウエイト幅が目標の30%水準を超える)し、電機、通信でも7割の銘柄で調整売りが完了している、と言う。
<自動車は依然圧縮の対象> これに対して、自動車は依然圧縮の対象であり、電機、通信、証券でも一部に目標水準に達してない銘柄が残っている。たとえば、トヨタ、ホンダ、日立、ソニー、東京エレクトロン、野村ホールディングス等。「アンダーウエイト幅が目標に達していない銘柄には今後1カ月程度は売り圧力が高まることが予想されるものの、これらの銘柄のなかでも、その他金融、陸運等の内需関連銘柄は相対的に高いαが期待できるため、売却圧力から免れることが考えられる」http://www.yen-dokki.com/