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(回答先: プライマリーバランス無視の日銀引受と膨張政策の結果は? Re: 昭和恐慌の時代の雰囲気と論争の紹介 【黒木のなんでも掲示板2 】から 投稿者 たにん 日時 2002 年 8 月 28 日 02:37:47)
ここでも書きましたが、インフレターゲットは国民と直接の関わりを持たない「中央銀行」と国民との間のコミュニケーションの手段の一つです。世界中の様々の国々で導入されています。
>日銀引受や公共投資(それも乗数効果を無視した軍拡=現代で言う本四架橋の如き)の拡大が引起した結果を考察すること
本四架橋はすでに建設されていますし、関空にもすでに大金が投入されています。では、今はハイパーインフレでしょうか?むしろ、需要が全然足りない「デフレ」に陥っているんでしょう?
>日銀引き受けに関して 投稿者 たにん 日時 2002 年 8 月 18 日 21:08:51:
には、このようなお話をされていますが・・
>「結局バブル経済が制御できなかったように、日銀引き受けを認め、財政規律を一度破壊してしまったら、
>政治的圧力のためにプライマリーバラスを修正することが不可能になってしまう。
そのために「インフレターゲット」を導入することが必要なのです。インフレ率が上昇した時点で日銀引き受けを止めればいいのです。何と簡単。戦前と今は、統計調査の精度も精度も異なるし、何よりも政治体制が異なります。ちょっと、物価が上がれば失業率よりそっちの方が大騒ぎになるのは目に見えています。今が正しくその状態ですが・・・
>政治家(国民)は、常に目先の狭い自己利益しか見えないので、必ずハイパーインフレが発生する。
高橋是清は景気を回復させた後に軍事支出を減らそうとして結局殺されてしまいます。インフレ率が高騰し始めたのは、高橋是清が殺された後ですよね。
岩田規久男学習院大学教授の衆議院での公述(2002年2月27日)です。
http://www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/Readings/iwata20020227.html
>アメリカでは一九三〇年ぐらいから大不況に入ってくるわけでありまして、当時のフーバー政権
>のもとで緊縮財政をとる、そして、FRBは金本位制が一番望ましいと思って頑固に金本位制を
>維持する。金本位制というのは、為替レートを固定するとともに、金の保有量にリンクして貨幣
>を供給するということですから、貨幣供給量は金の保有量によって制約を受けて、デフレ下でも
>十分に貨幣供給量をふやすことができないという制度でありますが、そういう制度をとって、
>フーバーは、緊縮財政で、今で言う構造改革を非常に推進しようとするわけであります。
アメリカでは、小泉=フーバーと評されています。今日TVニュースでブッシュ政権から対日圧力がかかったという報道がありました。何でも法人税減税を促したとか、また財務省主導の現在の経済政策を改めるよう言ってきているようですね。私が聞いた印象は、財務省=経済音痴とアメリカでは認識しているようです。国民を小馬鹿にする前に、海外からこの国の財務省が無能扱いされている現実を理解された方が良いと思います。