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(回答先: 技術革新の芽を非難する発想は良くない 投稿者 Ddog 日時 2002 年 8 月 28 日 11:11:23)
技術革新の芽を潰す気は無いですが、明らかに税金投入目当てである場合は、問題を感じます。例えばRO膜をどこまで低コストで作成できるのか?実際の水不足が発生するアフリカ内陸部等においては、輸送コストが本質的なものでしょう。
私が見た限りでは淡水化プラントはやはり海に近い産油国目当てしか希望は持てず、それに対して税金の投入目当てで環境を持ち出すのは、他の予算を競合する新技術の開発を遅らせる要因になるようにも見えます。
>私が知る限りでは、アラブ諸国に建設された淡水化プラントは非効率な電気分解か熱分解の淡水化プラントで、ポルトアレグレさんの主張も納得できます。
東レが画期的で競争力をもっているのは、淡水化率60%の高回収率の技術で、圧力を加えるるだけで、エネルギー消費率が高くない、アラブの金持ち以外にも海水の淡水化の恩恵を受けることが可能となってきた技術革新にある。
http://www.toray.co.jp/products/sui/sui_14.html
植林も必要だが、100年先だ。そんな悠長なわけにはいかないでしょう。それに直接水を確保するのはどうしたら良いのですか?井戸堀も結果的には地下水の消費だけで、いずれ枯渇する。
日本でこの淡水化技術を確立し量産化小型化に成功すれば、貧困層にもやがて、いきわたることが可能となるかもしれません。自動車だってそうでしょ。金持ちの乗り物から、今じゃアフリカ奥地にも行き渡っているでしょ。
こういった技術革新の芽を非難する発想は良くない。 ポルトさん、たにんさんの主張は、環境原理主義者か、会社の技術革新を握りつぶす頑迷な会社役員的発想です。高濃度の海水が問題になったらそれに立ち向かえばいいじゃない。いい塩がとれるかも知れないじゃない。日本の生存する筋道の方向は見えています。