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(回答先: Re: 減額査定は悩みの種 投稿者 けんじ 日時 2002 年 8 月 27 日 21:31:15)
GDPに対する医療費の割合などで見ると、日本はアメリカの半分以下ですね。役所の出した統計に出ているはずですので、検索してみてください。医療サービスの質でも、医師や看護士など医療従事者の数も半分以下。診療報酬のうち、技術料に関する部分、例えば手術料など、1/10という笑い話みたいなのまであります。
一方で、アメリカでは効果がないとされたジャパンローカルな薬が売上の上位に出てきたり、医師の無知から来る不思議な現象も少なくありません。これなどは、大学教授クラスが研究費で買収されてローカルドラッグの提灯論文を部下に捏造させ、自ら提灯口演を各地で行い、医師を洗脳した結果とも言えます。情けないことです。
ご指摘の風邪の治療も、抗生剤や解熱剤さらに咳止めなど、風邪の治癒には不要だったり治癒を遅らせたりする薬を処方しないようにすると、患者さんへの説明に長時間を要し、挙句に藪医者扱いされ、実に大変です。これは、義務教育の中で必要な医学知識を教育してこなかったツケでもあります。
市販の風邪薬の中味が如何に不適切なものか一度ご検討くださいな。そして、その不適切な中味をきっちり揃えておかなければ「総合感冒薬」と言わせない役所があるのも知っておいてください。
与党にも役所にもマスコミにも医師会にも、貧しい日本の医療を改革する智恵や力はありません。患者さんが立ち上がるしかないんですよ。