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(回答先: 生保の国債シフト依然続く、国内株減少 投稿者 d 日時 2002 年 8 月 27 日 16:55:54)
◇株、年後半に日本株は「置いてきぼり」懸念高まる・草野氏
NAA 0412 : 2002/08/27 火曜日 16:58
【NQN】草野豊己・クレディ・アグリコル・インドスエズ証券取締役
日経平均株価が27日に1万円を再び割ったのは、26日に急上昇したこ
とによる反動に過ぎない。26日はヘッジファンドなどが先物を買い戻し
たことが相場をけん引した。世界的に先物の商いが膨らんでいるが、26
日はこれまで韓国株の先物を買い持ちにして日本株を売り持ちにしてい
た投資家の裁定解消など特殊要因が重なったのではないか。9月中間決
算期末が近づくにつれて投資家の動きは鈍くなる。今年に入って日経平
均が1万円から1万1000円の水準で何度も商いが膨らんでいたため、こ
の水準に戻ると売り圧力が強まる。戻りを試す場面はあっても1万円を
大きく上回るにはかなりの買いエネルギーが必要になるだろう。
世界的に見て株式相場は7月下旬を底に戻り歩調だ。米上下両院が7
月24日に「企業改革法案」の一本化で合意したのが直接的なきっかけだ
が、その後は米国の利下げを期待した「金融相場」の様相が強い。年初
来の世界の主要株価指数を比べると日経平均株価のパフォーマンスが最
も良いが、6月末以降ではすでに米国の主要株価指数を下回ってきた。
米国が利下げに踏み切るようなら、米国株だけでなく欧州や東南アジア
の株価も追随して上昇すると見込まれる。一方、金利裁定が働かない日
本の株式の優位性はますます失われ、むしろパフォーマンスが相対的悪
くなる「置いてきぼり」になってしまう可能性が高い。同じような状況
が昨年9月の対米同時テロ以降、今春にかけて起こったが、振り返って
みると日本のバブル経済崩壊後は幾たびも繰り返されてきた。米国の利
下げや米国経済の回復過程で恩恵を受けるのが日本は最後になるだろう
。年内に日本株が敬遠されるような事態が顕著になれば、日経平均株価
はドルベースで75ドル(27日時点で約8900円)の節目を割り込む場面も
覚悟しなくてはならない。下値模索になる時期は9月末に対する警戒心
が解ける10―12月期になるのではないか。
クイックより