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(回答先: 株価下落が世界経済に深刻な影響を与えるとは限らず=IMFリポート[ロンドン12日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 9 月 13 日 00:23:07)
09/12 22:44 対米投資低迷を警戒 IMFの世界金融報告 外経123
【ワシントン12日共同】国際通貨基金(IMF)は十二日、「
世界金融の安定に関する報告」を発表、海外から米国への民間資金
の流入が今後大幅に減少した場合、国際金融市場の混乱をもたらし
かねないとして、対米投資の動向に警戒感を示した。
報告は企業会計不祥事の続発や景気の先行き不安を背景に、米国
内外の投資家からの信頼が低下していると分析。巨額の経常赤字と
財政赤字の「双子の赤字」再燃を背景にドルの信認が低下して資本
流出につながる事態を回避するため、米政府に財政規律を維持する
よう求めている。
米国の経常赤字はこれまで、主に民間部門の資本収支の黒字によ
ってバランスをとってきた。米国際収支は今年上半期の経常赤字が
過去最大を記録。外国からの対米投資(資本流入)は一―三月期は
前期と比べ半減した。四―六月期は94・9%増となり、流入減少
傾向に歯止めがかかった形となった。
一方、報告は日本に関し、最近の株安に伴う含み損拡大が邦銀の
資本基盤を弱めることに懸念を示した。
報告はまた、国際金融市場の動揺が実体経済に与える影響を占う
うえで、個人投資家の動向が鍵を握ると指摘。新たな会計スキャン
ダルの発覚などで個人の株式市場離れが急速に進まない限り、世界
経済は「当初の予想より緩やかなペースながら回復基調が続く」と
の見通しを示した。
(了) 020912 2244
[2002-09-12-22:44]