現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
ラットの実験では若いときに栄養制限があった個体の方が長命であることが示されている。1900〜1960年代生まれが、100〜120まで平均余命が伸び、それ以降の飽食世代が60〜80前後までだとするとすると、日本の人口構成はさらに人類史上複雑怪奇なものになり興味深い。また高齢化のピークは通常の予想より先になるのかもしれない。
http://www.asahi.com/people/update/0913/003.html
茶色の木製のドアを開けると、カウンター席が広がる。「いらっしゃいませ」。満面の笑みをたたえ、客を出迎える有馬秀子さん。100歳。銀座のバー「ギルビーA」のママだ。身長150センチと小柄だが、背筋はピンと伸びている。「地味なお店ですけど、みなさん『落ち着きますね』と言われます。お客さんが少ないだけですけどね」と笑った。
浅草生まれ。結婚して関西に長く住んだが、戦後、東京へ。混乱期に女性が社会に進出し始め、「私も何かやってみたい」と、五反田に喫茶店を開いた。
51年、銀座に出て「ギルビーA」を構えた。今年で51年目。大手商社や建設会社、銀行などの幹部が常連だ。新入社員で店に来て、社長になった人も少なくない。「長命の現役ママ」と知られるようになってからは、「会いたい」という女性客も増えた。恋愛など人生相談にのることもある。
「家にいると体のあちこちが痛くてつらいんですけど、お店に出ると不思議とピンとするんですよ。人様の前で見えを張れるのは、体が元気な証拠ですね」
必ず最後の客を送り出すまで店に残る。自宅に帰り着くのは12時半過ぎ。寝るのは午前2時を回る。目覚めるのは朝6時前後。睡眠は4時間にも満たないが、「まったく夢を見ない。熟睡ですね」。
長男夫婦を亡くした十数年前から一人住まい。
朝は牛乳2本に卵の黄身、納豆、店で出すウルメイワシのフライ、ラッキョウ。午後3時過ぎに、コンビニで買ったおにぎり1個と果物。食事はその程度だ。粗食、そして小食。就寝前に日本酒を小さなグラスで1杯半たしなむ。
ここ5、6年は、テレビで知った健康によい食品を取るようになった。ラッキョウもそのひとつ。
「長生きの秘訣(ひけつ)といっても、別にないですね。これからだって成り行きでしょうね。後悔をしないで、前向きに考えるようにしています」 (10:24)