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米商務省が12日発表した今年4〜6月期の米経常収支の赤字額(季節調整済み)は、前期比15・6%増の1299億5900万ドルとなり、四半期ベースとしては前期に記録した過去最大を更新した。
この結果、今年上半期(1〜6月)の経常赤字も累計で2424億1300万ドルに上り、前年同期比で17・1%増加。上半期ベースでも過去最大の赤字額となった。
米国の内需回復を見込み、輸出増を上回るペースで輸入が急増し、貿易赤字が膨らんだことが要因。米景気の先行き不透明感がぬぐえない現状でドル売り圧力が今後高まる可能性もあり、米政府や議会は経常収支の悪化に警戒を強めそうだ。
4〜6月期の貿易赤字は、15・8%増の1106億1300万ドル。投資収益などを表す所得収支は62億8600万ドルの赤字だった。
一方、カネの流れを示す資本収支は、外国からの対米投資(資本流入)が94・9%増の2212億1300万ドルと大幅に増加。民間による米国株などへの投資は46・0%増の1317億7100万ドルだった。米国から外国への投資(資本流出)は前期の5倍強の1408億3300万ドルに上った。
1〜3月期の経常赤字は、当初発表の1124億8700万ドルから1124億5400万ドルへと、わずかに修正された。(共同)