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(回答先: それまであの国の経済が持つか大いに疑問 投稿者 プチ投資家 日時 2002 年 9 月 10 日 10:36:38)
ニクソン・ショックはやや一方的だった。
厳しい冷戦のさなかだった、他の西側諸国に発言力がなかった。
プラザ合意はもう少し紳士的だった。
コンセンサスらしきものを取り付けるセレモニーも見せた。
もう一度アメリカが行き詰まった時、別の演出でやはり同じ事をするだろう。
かくしてパックス・アメリカーナの寿命はまだまだ長いと見なければならない。アメリカは今よりもさらに相当厳しい状況になってもその軍事面のみならず金融・経済面での覇権を維持する力を持っている。
今のアメリカの株式市況の低迷は世界同時デフレへのプレリュードか?そこの見極めを間違ってはならないだろう。
米国経済に不気味な兆候は幾つか見られるが、年内に調整過程を終えた米国は再び拡大基調に戻って行く可能性が強い。
FRBの金利調節による景気刺激余地は随分と限られてきたものの、日本とは違い米国政府のやれることは相当あるだろう。
米国経済が迫られているのは、行き過ぎの調整に過ぎない。
経営陣を野放しにし過ぎたこと、IT革命にうつつを抜かしすぎたことの調整。
それが終わればアメリカは力強さを取り戻す。外人投資家も米国資本市場へ戻ってくるだろう。
日本は米国の立ち直りで一息つけるが、ガンの進行をとどめることはできまい。