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日本貿易振興会(ジェトロ)が13日に発表した「2002年貿易・投資白書」によると、日本はIT不況のあおりを受けてモノの輸出が15.7%減と戦後最大の落ち込みとなり、世界貿易に占めるシェアは7.6%から6.7%に下がった。サービス輸出(受取額)は6.8%減少し、日本から外国への直接投資も34.9%減って15年ぶりの低水準となった。輸出の減少は海外生産へのシフトが進んだことも要因だが、日本の2000年度の海外生産比率は14.3%と米国やドイツより低いにもかかわらず、90年代の日本の輸出成長率は2.6%と大きく下回っている。白書は「90年代から自動車、電子部品などが常に上位を占め、新たな輸出の目玉となる製品がつくりだす『輸出の新陳代謝』がなく、世界貿易に占める日本の地位低下につながっている」と分析している。