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【ジュネーブ12日共同】
世界的な大企業の売り上げなどを国内総生産(GDP)とみなして国家と比較すると、トップから百位までに二十九社が入ることが十二日、国連貿易開発会議(UNCTAD)の調査で分かった。
UNCTADは多国籍企業などの二〇〇〇年の売上高を基に、給与や税引き前の利益などを考慮してGDP相当額を算出。各国のGDPと比較した。
その結果、企業のトップは米石油大手エクソンモービルの六百三十億ドルでチリに次ぐ四十五位となり、四十六位のパキスタンを上回った。次いで米自動車のゼネラル・モーターズが四十七位につけた。
日本企業もクウェート(六十位)を上回ったトヨタ自動車の五十九位を筆頭に、日立製作所など十社がトップ100に名を連ねた。
また、世界のトップ企業百社の売り上げなどの合計は二〇〇〇年には世界全体のGDPの4・3%を占め、一九九〇年の3・5%から大幅に増加していることも判明した。