現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
預金保険機構は、新生銀行、あおぞら銀行の旧国有化銀行2行から7月末までに買い取った不良債権が元本ベースで累計9265億円と、1兆円に迫っていることを明らかにした。買い取り額は国有化当時に国が貸し倒れに備えて積んだ引当金などを差し引いた6115億円。担保処分などによる回収が難航して買い取り債権が焦げ付けば、公的資金による穴埋めを迫られる。
新生、あおぞら両行と国が結んだ瑕疵(かし)担保契約では、融資先企業の経営悪化などで価格の下がった債権は両行が国に買い取りを要求できる。この契約にもとづいて預金保険機構が買い取った不良債権は、新生銀行が7808億円(買い取り額は5047億円)、あおぞら銀行が1457億円(同1068億円)。この買い取りの原資は公的資金となっている。
瑕疵担保契約に基づく買い取り制度の有効期間は両行とも再民営化後3年間。新生銀行は来春まで、あおぞら銀行で来秋までになっている。 (07:03)