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(回答先: 通貨レアル−為替チャート− 投稿者 どうもと 日時 2002 年 8 月 10 日 16:57:33)
08/10 15:45 南米支援の総額5・4兆円 大半はブラジルに投入 外経46
【ワシントン10日共同】アルゼンチンの経済危機の余波を受け
た隣国ブラジルとウルグアイの金融不安に対し、米政府と国際通貨
基金(IMF)・世界銀行グループは追加融資を中心とする金融支
援を強化している。
十日までの当局の発表や報道によると、主な追加支援の総額は四
百五十二億九千七百万ドル(約五兆四千億円)に上り、大半がブラ
ジルに投入される。
米政府と国際通貨基金(IMF)・世銀は、ブラジルとウルグア
イについて「健全な経済政策を実施しており、支援に値する」と評
価し、最近のブラジル通貨レアルの下落などの困難がアルゼンチン
危機の影響である点を強調している。
焦点のアルゼンチンへの融資再開は、条件とされる「持続可能な
成長のための経済計画の策定」にめどが立っておらず、IMFなど
との交渉妥結にはなお時間がかかりそうだ。
ブラジルは南米の大国であり、経済危機の深刻化が世界に与える
影響が大きいため、IMFは一気に三百億ドル(約三兆六千億円)
の追加融資に応じる意向を表明。同時にIMFが協定で規定してい
る外貨準備高の下限額を百億ドル引き下げ、同額の余裕資金の調達
を可能にする措置を取った。
また世銀は二十億ドルの追加融資の方針を表明、米州開発銀行(
IDB)も十億ドルの新たな融資枠の設定方針を明らかにした。
ウルグアイには、米政府が十五億ドルの緊急つなぎ融資を実施す
る。ブッシュ政権は他国が経済危機に陥った場合、IMFなど国際
金融機関を通じた間接支援に限定していたが、ここにきて方針を転
換、直接融資にも踏み切った。またIMFは四億九千四百万ドルの
追加融資枠の設定方針を示したほか、世銀も三億三百万ドルの融資
実行を決めた。
(了) 020810 1544
[2002-08-10-15:45]