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千葉県船橋市に停泊していた朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の貨物船の船員による偽造通貨行使事件で、千葉県警が押収した偽1万円札が、2年前に大阪府内で発見された3枚の偽札と酷似していたことが分かった。同県警は、偽札が中国で売買されているとの情報も入手しており、実態の解明を進めているとみられる。
関係者によると、先月30日に船橋市で使用された偽札は(1)真札とは異なる「すかし」がある(2)一回り小さい(3)少し赤みがかっている(4)左下にある二つの小さな円形の凹凸とすかし(視覚障害者用識別マーク)がない――などの特徴がある。
00年7月に大阪府で発見された偽札3枚にも同様のすかしがあり、ほかの特徴も酷似しているという。大阪の偽札も、船橋市のケースと同様、北朝鮮船籍の貨物船の船員が使用したことが判明している。こうした偽札が、中国国内で安価に売買されているとの情報もあり、同県警は計4枚の偽札が同様のルートを経て、北朝鮮船員に渡った可能性があるとみている。
千葉県警は、40代の船員が中古自転車50台などの代金として支払った11万6000円のうち、1枚が偽札だったとして先月31日、千葉港に停泊中の「フンソン8号」を、偽造通貨行使容疑で家宅捜索したが、ほかに偽札は見つからなかった。一方、大阪の3枚は泉大津市に停泊中の貨物船の船員が、家電製品購入代金として支払った。