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厚生労働省がこのほど発表した2001年の雇用動向調査結果によると、昨年1年間に仕事を辞めた人は約701万人、仕事に就いた人は約626万人となった。
仕事を辞めた人と就職した人の数はいずれも比較可能な1991年以降最大で、延べ労働移動者数は約1327万人に上り、労働移動が活発になっている雇用の流動化を裏付けた。
離職率は16.9%と前年比0.9ポイント上昇、就職率は15.1%と0.4ポイント上昇した。5年連続で離職率が就職率を上回り、離職の超過幅は1.8ポイントと前年(1.3ポイント)に比べ拡大、雇用情勢の悪化もうかがわせた。
離職理由別の割合では、リストラなど「経営上の都合」で辞めた人は12.0%で64年の調査開始以来最悪。理由の中で最も多いのは「個人的理由」の66.3%だった。
就業形態別の就離職超過率では、パートタイム労働者以外の一般労働者は2.5ポイントの離職超過、パートタイム労働者は1.5ポイントの就職超過だった。
調査は従業員5人以上の約1万3000事業所を対象に1年間の就職、離職の状況を調査、有効回答率は81.8%だった。