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みずほ銀行は9日までに、「ワリコー」の名称で親しまれてきた割引金融債と、「リッキー」と呼ばれる利付き金融債の店頭における現物販売を、来年9月29日売り出し分の10月前半債から取りやめることを決めた。
ワリコーなどの金融債を店頭で顧客に譲り渡す現物販売は、顧客が無記名で購入できる。かつて自民党の金丸信元副総裁が巨額の不正蓄財に利用するなど、不正資金の運用に使われるとの批判が強かった。現物販売の中止は不正資金の締め出しが大きな目的だ。
ワリコーなどは、みずほ銀の前身の旧日本興業銀行が1957年から現行方式で現物販売を続けてきた。金融債の現物販売は、新生銀行が今春に取りやめ、商工中金も中止を検討中で、姿を消しそうだ。
みずほ銀は金融債の現物販売はやめるが、顧客が取引口座を設置し銀行側が債券を保管する保護預かりによる販売は継続する。証券会社を通じた委託販売も来年10月前半債からやめる方向だ。
政府は不正防止に向け規制強化を進めている。全国銀行協会も、3000万円以上の新規預金を求めた顧客の本人確認が必要などとする自主ルールを設定し、対応を急いでいる。