現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
内閣府が発表した7月の景気ウォッチャー調査によると、3カ月前と比較した景気の現状判断DIは42.4で、6月調査の42.9から低下した。また、2、3カ月先を見る先行き判断DIは44.9で、6月の47.3から低下した。
現状判断DIは、3カ月連続の低下となった。企業動向関連が6月の45.3から45.6、雇用関連が同45.9から46.0に上昇したが、家計動向関連DIが同41.8から40.9に低下したことが要因。また、横ばいを示す50を24カ月連続で下回った。
地域別では、全国11地域中3地域で上昇した一方、8地域で低下した。最も上昇幅が大きかったのは北海道で、4.1ポイント上昇し44.1となった。逆に最も低下幅が大きかったのは沖縄で、4.4ポイント低下し47.4となった。
先行き判断DIは、2カ月連続の低下となった。雇用関連は46.4で前月と変わらなかったが、家計動向関連が6月の47.4から44.3に、企業動向関連が同47.4から46.0に低下したことが背景にある。また、横ばいを示す50を22カ月連続で下回った。
地域別では、11地域中1地域で上昇し、10地域で低下した。上昇したのは北海道で、1.1ポイント上昇し46.0となった。最も低下幅が大きかったのは四国で、5.7ポイント低下し43.5となった。
内閣府では、家計動向関連DIについて「夏のボーナスの減少に加え、台風の影響もあり、小売、レジャー関連を中心に低下した」と説明している。また、企業動向関連および雇用関連のDIはほぼ前月並みだったと判断している。
以上を踏まえて、「景気ウォッチャーによる平均的な判断によれば、景気の現状は持ち直しの動きに足踏みがみられる、とのことであった」(内閣府)としている。内閣府幹部によると、この判断は、若干下方修正となるものだという。
なお、7月景気ウォッチャー調査は調査客体2050に対し有効回答客体数は1834人、有効回答率は89.5%だった。