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米ナスダック(店頭株式市場)を運営しているナスダック・ストック・マーケットは、7日発表した2002年12月期の第2・4半期(4―6月)決算で、経営難に陥っているナスダック・ジャパン社に対する投資評価損や貸付金など投融資すべてを償却し、2010万ドル(24億1200万円)を損失として計上した。今後の日本での事業展開については、8月中にも結論を出すとしている。
米ナスダックは大阪証券取引所と提携し、2000年6月にナスダック・ジャパン市場の取引を始めた。米ナスダックとソフトバンクがそれぞれ40%強を出資している運営会社のナスダック・ジャパン社が、上場企業の発掘などを手がけている。
しかし、IT(情報技術)バブルの崩壊などで、現在の上場企業は97社と当初計画の10分の1以下にとどまっている。このため、ナスダック・ジャパン社は昨年末時点で53億円の累積損失を抱え、今年6月に、大証へ契約料の引き下げなどを申し入れた。
(8月8日13:11)