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全国銀行協会が7日発表した7月末時点での預貸金速報によると、全国137行の貸出金残高は428兆9922億円となった。前年同月と比べ3.5%減少で前年割れは40カ月連続。各行とも中小向け貸し出しの強化を打ち出しているが「返済額が上回って結果としてマイナスが続いている」(金融調査部)という。収益力向上のために取り組む信用リスクに見合った金利設定も順調に進んでいるとは言い難いようだ。
業態別では都市銀行7行が215兆5852億円と4.6%減少。地方銀行64行は132兆5471億円と0.7%減、第二地銀56行は43兆4913億円で2.1%減。信託銀行8行、長期信用銀行2行も含め全5業態で減少が続いている。
一方、実質預金残高(総預金残高から小切手・手形分を差し引いた額)は492兆3018億円で4.6%増加。前年を12カ月連続で上回った。ペイオフ(定期預金などの払戻保証額を元本1000万円とその利息までとする措置)解禁の影響で銀行普通預金への資金流入が始まって以来、残高は高止まりしたままとなっている。 (17:01)