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新生銀行が7日発表した2002年4―6月期(2003年3月期第1四半期)の経営情報によると、不良債権残高(金融再生法ベース)は9576億円となり、3月末に比べて14%減少した。預金保険機構への資産譲渡に加えて、取引先の資産流動化を手掛けるなど積極的に処理を進めたのが寄与した。新生銀は「再建計画や返済について取引先と進めてきた相談の結果が出ている」(広報部)と説明している。
預金・債券の残高は5兆3378億円で3月末に比べ4%増えた。昨年6月に立ち上げたリテール(個人金融)部門で高金利商品などを投入した結果、定期性預金が21%増加したのが大きい。
自己資本比率(連結ベース、国内基準)は9月末で17%程度を予想。3月末は17.04%だったが、依然高水準を維持する見通しだ。
有価証券の含み益は6月末で89億円(3月末は93億円)。大手各行は株式相場の下落で損益が悪化したが、新生銀は保有株式が少なく影響は小さかった。 (16:55)