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(回答先: Re: マンション発売:投資用が急増 ペイオフ対策で資産を不動産に[毎日新聞8月6日] ( 2002-08-06-22:24 ) 投稿者 武士 日時 2002 年 8 月 07 日 00:03:42)
制約の無い自由経済の下では資産はボルツマン分布するのが自然な結末ですが、不況だと言っても実際は勝ち組(80年代バブルで土地を、0年代でIT株を売り抜けた人々、これまで高給を得て会社を食い物にして悠々退職し年金もがっちり貰っている人々。。)が未だ数百万人居て1000兆を超える預貯金を持っているわけです。逆に言えば、勝ち組に資産が集中するために圧倒的多数の負け組が巨額の負債、失業や将来の課税に怯えて消費が減るのが不況と言えるかもしれません。今から投資マンションを購入する人々はどちらかと言えば負け組であって、今から売り抜ける人々が次の勝ち組ではないかと。
バブル崩壊、恐慌、戦争、ハイパーインフレ。。これらカタストロフは「決して自分からは手放さそうとしない少数の勝ち組(ストックを所有する不労所得者)」の占有する富を、多数の「資産は無いがフローを生み出す中核納税者」に移転することができる需要創造の仕組みと言えるかもしれません。またはフロー収入すら満足に持たない弱者(無資産年金生活者、公共投資依存で超低金利でないと存続できない不採算企業被雇用者etc.)からの収奪過程を伴う、所得フローを生み出すストックを所有する勝ち組の中での厳しい淘汰の過程と見ることも可能ですね。