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(回答先: 替)NY株大幅続落、ダウ8400ドル割れ 投稿者 Ddog 日時 2002 年 8 月 03 日 10:31:52)
☆米国株サマリー・0.75%利下げ予想の衝撃 景気失速懸念一段と
NAA 5324 : 2002/08/05 月曜日 07:00
【NQNニューヨーク=遠藤大義】2日の米国株式相場は大幅続落。ダウ工業
株30種平均は週初の上昇分の大半を帳消しにした。ナスダック総合指数
は週間ベースでは下落した。7月の非農業部門の雇用者増加数や6月の
製造業受注が市場予想を下回ったことが響いた。大手証券から0.75%の
追加利下げ予想も出て、景気や業績の失速懸念が高まった。
一連の経済指標から景気の停滞が明らかになり失望を誘った――。プ
ルデンシャル証券のマーケットアナリスト、ラリー・ワクテル氏はこう
総括する。4―6月期の決算発表が一巡し、マクロ景気に関心が移行。
相次いで市場予想を下回った経済指標が株価の底入れ感をそいだ。
衝撃的だったのは米連邦準備理事会(FRB)がフェデラルファンド
(FF)金利を1%まで誘導するというゴールドマン・サックスの見通
しだ。現時点で「極論」とはいえ、再びマイナス成長に陥る景気2番底
への懸念が強いことを表している。
市場では「追加利下げ時に株価がどう反応するかの予行演習になった
」との声も聞かれた。短期債主導で長期金利が低下したが、株式相場は
金利に反応薄。米国みずほ証券の主任ストラテジスト、ジョン・ベール
氏は「長期金利の低下は本来、株式相場の下支え要因だが、S&P500
種株価指数の益回りと10年物国債利回りを比較する『フェッド(FED
)モデル』に投資家の関心が向かっていない」という。
モルガン・スタンレーが世界景気減速を理由に2003年の半導体売上高
の予想増加率を20―15%から15―20%へ下方修正したことも追い打ちを
かけた。1日にナショナル・セミコンダクターが売上高予想を下方修正
して下落。フィラデルフィア証券取引所の半導体株指数は52週安値を更
新した。
7―9月期の収益に慎重な見通しを示したウォルト・ディズニーの急
落も目立った。ゼロ金利キャンペーンの再開で7月の新車販売が好調だ
った自動車も含め消費関連に売りが広がった。週初までの急伸で出てい
た底入れ感が薄れ、景気敏感セクター主導で再び下値を模索する場面も
想定される。株安が消費や設備投資の抑制要因になり、それが一段の株
安を招く悪循環の恐れもある。