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(回答先: 佳境に入ります 投稿者 匿名希望 日時 2002 年 8 月 02 日 05:57:49)
あっしらさんと匿名希望さんの知的でスリリングなやりとり、かかさず読んでます。質問がありますので、差し支えない範囲で教えてください。申し遅れましたが、私は経済学部3年の学生でございます(不真面目な部類)。
(1)国民に現状を自覚させるために「もっと地獄を見せる」というサディスティックなお考えは分かりましたが、「そろそろ救ってやろうかい」とお考えになった時、既に立ち直るための基盤が壊滅していたらどうするのですか。特に中小企業群は潰れるかどうかの瀬戸際の限界企業が多く、これらが一気に逝ってしまったら、もう帰ってきませんよ。
(2)あなたの一連のご投稿を参照しながら、あなた及びあなたの仲間達が考えているであろう腹案の政策というのを大胆に予測してみました。詳しいコメントを戴くのは色々と制約あるでしょうから、下記の各項目につきイエスかノーかだけでも教えてください。
(a) 日本を不況のどん底に意図的に落とし入れ、民主プロセスが制限されるような状況を現出させる(イジワルな言い方ですみません)
(b)「禁じ手」である政府紙幣まで使って、不良債権問題のみならず、累積財政赤字問題の解消まで視野に入れる。ハイパーインフレや日本売りに至らない範囲でコントロールしてゆく。
(c) 公共組織(特殊法人や公益法人も含む)の人員や組織そのものを大胆にカットし、金持ち高齢者層への福祉を制限し、その他諸々の歳出削減を大幅に進め、小さな政府を目指す。
(d) 一方で財政をバランスさせるための増税も断行する。所得税の累進構造の強化、消費税増税(?)などを考えている。
(e) 政府支出の増大を考えている面もあり、それはこれまでのような公共事業的なものでなく、サービス面やソフト面への支出である。
あなたのご投稿を読んで二つの点に共感しました。一つは、「この国の形」を変えるのにコストがかかること、そしてそれを行うには「禁じ手」を使わねばならない可能性が高い事です。
もうひとつは、物資が行き渡った国民は貯蓄率を下げて浪費しようという気にはならない、だが経済成長を続けるためには誰かが消費をしなくてはならない、それを日本で行うのは政府である、効率化を極めた行政がしかし、金を使わない国民に代わって消費を行う、その裏付けとなるファイナンスは今よりも増税することによって賄う、という点です(そこまでは言われてないかも知れませんが、こういう方向かなと感じました)。