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国連中南米カリブ経済委員会(ECLAC、本部サンティアゴ)は1日、今年の中南米地域全体の国内総生産(GDP)成長率予測を発表した。平均成長率は昨年の0・3%からマイナス0・8%に転じるとし、ECLACは「(債務危機に陥った)1980年代半ば以来の状況に直面しつつある」と警告した。
発表によると、巨額の公的債務を抱え深刻な経済危機に直面しているアルゼンチンはマイナス13・5%。これが地域経済全体を収縮させ、隣国ウルグアイはマイナス5・0%、ベネズエラもマイナス3・5%になると予測。地域全体の失業率は過去最悪の9%以上とみている。
輸出の大半を米国市場に依存するメキシコは昨年のマイナス成長から今年は1・0%に回復するとし、ブラジルも昨年と同じ1・5%で推移する見込み。
2003年については、米国と欧州の景気回復に依存するが、国際通貨基金(IMF)の資金融資などが得られると期待した上で、地域全体では2・5−3・0%の成長を達成すると楽観的な見通しを示した。(共同)