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総務省が発表した家計調査報告の貯蓄・負債編結果(速報)によると、2002年1─3月期平均でみた勤労者世帯1世帯当たりの貯蓄現在高は1313万円、同負債現在高は607万円となった。全世帯でみた貯蓄現在高は1716万円、負債現在高は551万円だった。
貯蓄を種類別にみると、全世帯、勤労者世帯共に「定期性預金」が最も多く、貯蓄の4割以上を占めており、以下「生命保険など」、「通貨性預貯金」、「有価証券」と続く。一方、負債では全世帯、勤労者世帯共に「住宅・土地のための負債」が圧倒的な割合を占め、全世帯では86.0%、勤労者世帯では92.6%となっている。
また、項目別による貯蓄および負債の1世帯当たりの現在高の推移をみると、郵便貯金の額は、全世帯が2000年12月末月時点の288万円から2002年1月1日時点は313万円に、勤労者世帯は同33万円から41万円にそれぞれ増加している。総務省幹部は「ペイオフによる影響が若干出ているのかもしれない」と話している。
同調査は、四半期ベースでは初めてのもの。総務省幹部は「同じ世帯の消費支出と貯蓄・負債というフローとストックの両方を把握できることが、同調査の新しい点」と説明している。