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(回答先: 面白そうですが・・・・・ 投稿者 Ddog 日時 2002 年 8 月 01 日 22:03:05)
ゲームはエンターテイメントですから、ここで書いているような内容はまったく見えないものになります。(冗談で書いた官僚養成ソフトは別ですが...)
見た目には一国を率いての世界覇権争奪戦で、非合理な経済政策や短絡的な外交政策を採ると勝てないというゲームです。
日本が経済的苦境をなかなか脱却できないように、勝ちパターンがそう簡単に見抜けないというところがミソです。
知的にませた子供達が一番はまりやすいゲームです。
>あっしら氏が説くところの比較優位説を実証するのは、容易ではない。私も含め自虐
>的日本経済末法世界観は、骨の髄まで染み込んでしまいなかなか頭を切り替えるに
>は、象徴的な現象が必要と思う。円高ではない。株式の高騰は、結果の表れとしたい
>ところだ。
「自虐史観」叩きもいいですが、「自虐的日本経済末法世界観」叩きが行われていないことに愕然とします。
統治機構最高のエリート組織である財務省までが、現状悲観論に立っているのだからやむを得ないと言えばやむを得ない状況なのですが...
まずは、日本から日本を見るのではなく、日本より優位な国民経済が外にあるのかどうかから始めなければなりません。
90年代の“アメリカの繁栄”も、脆弱な基盤の上に築かれたものでしかなく、経済的苦境に喘いでいた日本の力に負うところが大であるという認識が希薄すぎます。
日本が現在の経済的苦境を脱せないのなら、同じ状況に陥った他のどの国は、もっと酷い経済状況に向かって転がり落ちていきます。
人は目に見えるものでなければなかなか納得しないものだと考えているので(その点でユダヤ人やムスリムはすごいと思っています)、「象徴的な現象」が必要だと思っており、それを現象させるために政策提言をしているとも言えます。
円高については、円高になってしまうのではなく、円高になるような経済条件を達成しつつ円高にしない政策を採ることが肝要だと考えています。(バカの一つ覚えですが、「労働価値」を高め、それを輸出拡大に少し活かしつつ、国民生活を向上させていくことで、円高にさせないことができます)
現状では、「株式の高騰は、結果の表れ」しかないと思っています。
結果が出れば、国際的に今後ますます運用が困難になる資金が日本の株式市場に集まってきて、ミニバブルになる可能性もあります。
今こんな話をしても何をアホなということになりますが、Ddogさんが書かれていた
「通貨ネガティブメニュー」を見れば他もどっこいどっこいですから、日本が結果を出せば、そのようなメがあります。
(年金など公的資金は、その好機に保有株式を売却して別の手段で価値を保存すべきでしょう)
日本が結果を出さなければ、世界中の余剰通貨が退蔵されることになるでしょう。
>まるで悪魔のシナリオ危険思想の持ち主と思われるかもしれません。今後ありうる可
>能性の一つとして、考えてください。まず、21世紀初頭のキーワードは、「新民族主
>義の勃興」が一つ。「アメリカ経済の戦時経済への移行」、米露接近、アフガン攻撃
>で、中央アジアでの拠点確保、フィリッピンでの米軍基地再構築。気が付けば自然と
>中国包囲網は着々と築かれつつある。北京オリンピックまで中国バブル経済が持続で
>きない予測も有り、可能性があるのは、北朝鮮の崩壊に端を発する、米中対峙の世
>界、新冷戦時代の到来と言うシナリオが、その象徴的現象になりはしないだろうか。
だいぶ前に書き込んだことですが、“対中国牽制”は今後も継続すると考えています。
北朝鮮については、7月に実施された経済改革に「米朝和解」の匂いを感じています。
北朝鮮政府のぎりぎりの存続基盤は、不十分とは言え、食糧を強制供出させて、それを国民に分け与えることでした。
そのような政策を放棄したということは、何らかの経済好転の見通しを持っているはずだという読みです。
もちろん、目に見える見通しもないまま論理のみに依拠して実施した可能性もありますから、そうであれば「北朝鮮の崩壊」というシナリオもあり得ます。
しかし、「北朝鮮の崩壊」が米中対峙に結びつくことはありません。
中国は、“経済成長第一主義”ですから、北朝鮮問題で米国と対立するという動きは見せないはずです。
難民流入という問題が発生するので、韓国ともども、「北朝鮮の崩壊」を阻止する動きに走りますが...
>このシナリオにも多くの難点だらけですが、一番は米軍のイラク攻撃です。イラク攻
>撃は、パレスチナ問題の解決、サウジ政府の安定化等周辺諸国の磐石な布石がなけれ
>ば、実行されないと思っています。インドパキスタン紛争も、核戦争の危険性を孕
>み、重要なファクターです。イラク攻撃によるアメリカの国益の収支決算も疑問?
「戦争」ボードでいくつか書き込みをしていますので、書かれている内容に即してのみ対応して書きます。
「パレスチナ問題の解決」も、「サウジ政府の安定化等周辺諸国の磐石な布石」も、現状の枠組みでは絶対に達成できません。
米国がイラク攻撃に踏み切るとしたら、その攻撃を通じて、「パレスチナ問題の解決」や「サウジ政府の安定化等周辺諸国の磐石な布石」を達成するという“逆シナリオ”を構想したということになります。