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大手7銀行・グループが今年度から始めた四半期(4―6月)の経営情報開示が31日、出そろった。株価の下落で保有株式の含み損が膨らみ、三菱東京フィナンシャル・グループが3月末の20億円の含み益から1446億円の含み損に、UFJホールディングスも988億円の含み益から1052億円の含み損にそれぞれ転落した。また、7銀行・グループの6月末の含み損合計はみずほホールディングスが合併差益で含み損が大幅に減ったため、今年3月末より1530億円減り、1兆1371億円となった。
ただ、9月末の自己資本比率は大手行の多くが資産の圧縮を進めていることなどから、各行とも3月末の水準と大きく変動しないと予想している。
一方、不良債権残高は、3月末に比べて、みずほが1737億円減、三井住友銀行が110億円減、UFJホールディングスが1601億円減、りそなグループが375億円減となるなど各行で減少した。
しかし、みずほを除く各行は、取引先企業の破たんなど大きな変動があった債権に絞った簡易な自己査定の方法を採用したため、貸し出し債権の実態を十分に反映したとは言い難い。
今回は不良債権残高の公表を見送った三菱東京は、「米国の株式市場に上場しているため、米国の会計基準との兼ね合いから、厳格な自己査定をしていない暫定的な数字は出せない」と説明している。
(7月31日22:17)