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(回答先: Re: 「世界同時デフレ不況」と世界の通貨 投稿者 あっしら 日時 2002 年 7 月 31 日 01:29:18)
Ddogさん、おはよう。
「通貨 ネガティブメニュー」のなかの日本円評価に異論があったのに触れていなかったので補足させてもらいます。
>日本円=ペイオフ解禁延期したら暴落必死、当座預金をペイオフ除外だって?
>公的債務GDP150%言わずと知れた、ポストアルゼンチン筆頭。
無利息の預金をペイオフ対象外とする政策は、暴落するどころか、日本円評価の拠り所になると考えています。
そこを本拠している企業が預金の安全性を確証できないまま経済活動をしなければならない国民経済の通貨が評価されるわけがありません。
「利息を得たければリスクを取れ」というに等しい今回の政策は久々の政策的大ヒットです。(銀行も違った意味でありがたいと考えているのが気に入りませんが...(笑))
短期的な政策としては打ち出していませんが、破綻銀行と郵便貯金を合同再編しての『国有決済専門銀行』は従来からの中長期的持論なので、今回の政策はそこへの一里塚という見方もしています。
公的債務問題は、確かに日本円にまとわり付いている大きな隘路ですが、「デフレ不況」と不可分の問題で、デフレが解消されれば問題視される度合いが下がります。
名目GDPの増加額が新規国債の発行額を上回る状況に早く移行する必要があります。
“財政破綻”から“財政危機”に格下げされることになります。