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(回答先: 一時119円台 投稿者 Ddog 日時 2002 年 7 月 27 日 12:34:13)
26日のニューヨーク外国為替市場では、日本株の急落を受けて円売りドル買いが進み、ドルは一時1ドル= 119円台に乗せた。この日は同117円台前半で始まり、ミシガン大学消費者マインド指数の上方修正もあり、ドル買いが着実に入り、118円を抜いたところでは損切りの円売りドル買いも加わり、一気に119円を抜いた。
ドルの対円相場は午後4時現在、1ドル=118円86銭。前日終値(同116 円47銭)を2%上回り、1日の上昇率としては14ヵ月来の最大。マニュファクチャラーズ・バンク&トラストのトレーディング部門責任者テイラー氏は「ドル相場は株価に連動して動いており、米株のパフォーマンスが日欧に比べ高まれば、外国人投資家はドルへの投資に自信を取り戻すだろう」と述べた。
ドルは朝方、1ユーロ=1ドルのパリティを明確に抜け、正午前には同 0.9865ドル近辺まで水準を上げた。その後は、0.98ドル台後半で推移、午後4 時現在、同0.9870ドル(前日終値同1.0048ドル)。ドルは今週、ユーロに対して2.3%上昇、週間上昇率としては2001年3月26−30日以来最大。ユーロの対円相場は同時刻で1ユーロ=117円33銭(同117円01銭)に水準を上げた。
ドル安の流れはなお不変との見方
ドルが大きく値を戻したものの、市場では、ドル売りの大きな流れが変わったわけではないという見方がなお根強い。アライアンス・キャピタル・アセット・マネジメントの欧州担当アナリスト、ベン・ガルミ氏は「米国が巨額の経常収支赤字ファイナンス問題に直面しているだけに、この週のドル反発は維持できないだろう」と述べた。
みずほコーポレート銀行米州資金室の兼平修一バイスプレジデントは「ドル相場は下値を試して失敗した後、テクニカルな抵抗線を抜いてきただけに、目先120円を試す場面も想定される」と指摘しながらも、「大きなドル売りの流れが変わったとみるのは時期尚早」と述べた。金融証券取引所(FINEX)が主要6通貨を対象に算出しているドルインデックスは前日比1.48ポイント(1.4%)高の106.60。