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書評 超帝国主義国家アメリカの内幕
カナダ政府などのコンサルタントを務め、ミズーリ大学名誉教授である経済学者の著者は、米中枢同時テロは米国の世界への財政的圧力が、いかに憎まれているかという問題を突きつけたと指摘。米国金融がIMFと世界銀行を支配し、各国を経済的に破壊する道具にしていたことの間接的結果だと主張する。日本のバブル崩壊も起こるべくして起こり、タリバンの登場も米国がパキスタンへ押しつけた緊縮財政に起因するという。米国はどう世界経済を操ったのか−。
(マイケル・ハドソン著、広津倫子訳/徳間書店・二〇〇〇円)