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(回答先: 日経平均が1万円割れ、終値でほぼ5カ月ぶり[東京24日ロイター] 投稿者 FP親衛隊国家保安本部 日時 2002 年 7 月 24 日 18:27:19)
米国株式市場がドロ沼状態となる中、東京株式市場が底堅い動きをみせている。市場には「日本株の米国株離れ」と指摘する声もある。もっとも、日本株買いの主体は、PKO(株価維持政策)に基づいた公的年金資金と、短期売買狙いの個人投資家だけ。日本経済が依然として米国頼みである状況に変わりはなく、「米国株離れなど一時的な幻想」との見方も根強いのだが…。
「米国株が大きく下げた翌日には、どこからともなく大口の買い注文が入るのがお決まりのパターン。米国株下げを受けて、朝から売っていると、大ケガしてしまう。逆に大口買いを見越して、朝から買っておくと、意外に利ザヤが稼げる」
準大手証券ディーラーはこう解説する。
今週明け22日の東京市場では、前週末の米国株大暴落を受け、平均株価は寄付直後に200円以上急落し1万円の大台を割り込んだが、その直後から急騰。一時はプラスに切り返し、小幅安で踏みとどまった。米国株が大幅続落を受けた24日も1万円割れ目前まで急落したが、終値では小幅高となった。
いずれも大口の買い注文が入ったのがきっかけで、その正体は公的年金資金だ。公的年金の運用委託を受けている信託銀行は、米国株の下げが始まった6月第3週以降、4週連続で大幅な買い越しとなっている。
市場では「下げ局面で下値を拾うのは公的年金の運用パターンだが、ウラには1万円の大台割れを回避するという政策的な意図が働いている」(市場筋)というのが、“定説”となっている。
平均株価が1万円に近づくと動き出すもう1つの買い主体が、個人投資家だ。「いわゆるデイ・トレーダーと呼ばれる投資家層が中心。インターネット取引を使い、寄付で買って、その日のうちに売るような短期売買を繰り返している」(大手ネット証券)という。
ただ、年金にしても個人にしても、わずかでも値上がりすれば、すぐに利益確定の売りに入るという“逃げ足”の速さでは定評がある。
「実体経済が米国向け輸出頼みで、米国経済にべったりと依存しているのに、株価だけが米国離れできるはずがない」(水野和夫・国際証券チーフエコノミスト)というのが、大方の市場の見方なのだ。