現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
自民党の麻生政調会長は、来年4月に予定されている、ペイオフの全面解禁について、金融市場に不必要な混乱をまねく可能性があるため延期すべきだ、との考えを明らかにした。
ロイター通信とのインタビューで述べたもの。
同政調会長は、ペイオフが普通預金についても解禁されれば、地方の中小金融機関から、外国の金融機関などへの預金流出がおこる可能性があると指摘し、「ペイオフ実施は延期すべきだ。金融市場に不必要な混乱をまねくことを、なぜするのか、理由がない」と述べた。
また、同会長は、「現在の問題は、銀行の数の多さではない。今金融機関の整理・淘汰をする必要はない。経済にとってプラスになることは何もない」と述べた。
ペイオフ全面解禁については、23日に柳沢金融担当相が官邸で福田官房長官と会い、予定通りの来年4月実施を確認し、また、小泉首相も繰り返しその方針に変わりはないことを述べている。
小泉首相とペイオフについて考えが違うことについて、同政調会長は、「総理が何を考えているのかは知らない。ご自分が前に言ったことにこだわっているのではないか」と述べた。
さらに、同会長は、「今年の4月に定期預金についてのペイオフを実施する前、財務省は、ペイオフを実施しなければ国際的な信用をなくし、国債の格付けが下がると言ったが、実施したらどうなったのか。格付けが下がった」と指摘し、ペイオフを予定通り実施することが国際的信用につながるという見方を批判した。