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07月24日(水曜日）http://www.yen-dokki.com/

▼為替相場／日米欧によるドル下落阻止の大規模協調介入が近づく
コメルツ証券会社東京支店・ファンダメンタルリサーチ部ストラテジストの宮島秀直さんは、「７月１６日のグリーンスパンＦＲＢ（米国連邦準備銀行）議長の議会証言を契機に世界の金融当局を連携したドル安阻止体制への兆しが見え始めた」との見方を示す。今年３月の講演で、議長が「行き過ぎたドル高」に懸念を表明したことを契機に、その後ドル安が世界で加速した。
＜米財務長官やウオール街代表者への事前の根回しが奏功か＞　今回は同じ主人公が、米国議会証言で全く逆の懸念（市場関係者によるドル下落誘導発言への警告）を表明したことで、「市場の景色は変わった」として、こう語る。「その後、グリーンスパン議長が『ドル下落懸念発言』に先だって、米財務長官やウオール街の代表者に対し、事前の根回しを行っていたことが伝えられ、今回の議長のドル下落阻止への取り組みが計画的で強固なものであることが市場関係者に伝播していったことが、その後のドル相場の小康につながったとみられる」
＜8/14以前、米株式反転のタイミング捉え行う可能性が最も高い＞　こうした環境の変化は、「これまで困難と思われてきた日米欧為替当局によるドル下落阻止に向けた協調体制を一歩前進させた」と言える。今後、この動きがさらに進展すれば、日本の金融当局による円売り・ドル買い介入は単独の小規模な市場介入から、３カ国を連携した大規模なものに拡大する可能性が高く、中期的（向こう３カ月程度）にドル相場のモメンタムも方向転換する公算が高まる。では、当局の為替介入は、どのように実施されるのだろうか。宮島さんは、「米国株式市場の反転のタイミングを捉えて行う可能性がもっとも高く、その時期は米国企業によるＳＥＣへの財務報告書提出期限である８月１４日以前に到来する」と予想している。

▼ＮＹ外為市場／ドルは、大型の底形成のﾌﾟﾛｾｽに入ったと見なす
<ヨーロッパ発>Tanaka　Currency Risk Management （CRM）社長の田中雅（ただし）さんは現地時間２３日１７：００、ニューヨーク外為市況について、次のようにコメントするーー。
＜ドル・円相場＞　ドル・円117.56 (117.71) (116.20) (116.23) (115.99) (116.54) (117.00) (116.30) (116.14)／ 本日はシグナル点灯無し。買いブレークアウト116.75より大幅発生し、ドル強気であることを 再確認した。 7月15日116.41より強気中。 最近、ドルの大底プロセスが始っているとして、その根拠として第一に、NY株式が 急落安値更新の局面でドルは先行通貨(即ちカナダと豪ドル）に対しては、高値に切り上げる という動きをしていることを指摘した。 本日は、以上の先駆的兆候が主要通貨に波及し、主要通貨は対ドルで大幅に下落した。 いっぽうNY株式は安値をさらに更新し、レンジ最安値で引けている。通常の相関性が 中断し、ドルは独自の周期性にしたがって反転を始めている。 ドルは大型の底形成のプロセスに入ったと見なしている。 米ドルはカナダドルに対して、過去10年間一度も見たことの無い、記録的 大幅上昇率で米ドル中期強気にて続伸中である。(恐らく1日上昇率、2日連続、 １週間、１月間等の全ての時間枠で新記録）
　 ドル円においては、短期強気観測がすでに有効であったのだが、中期ドル買いストップも上抜き 始めており、中期周期も買いに転換中。今週中に中期ドル買いシグナルが点灯する可能性が高い。 今朝は欧州正午までは、相場変動が早過ぎる為、このドル上昇は維持出来無いと見ていたが、その後、 NY引け間際まで十分に修正し、相場は正常化したと見なしている。NY引けのしばらく前より、 ドルは再び再上昇し、レンジの高めで終了している。
＜ユーロ・円相場＞　ユーロ・円116.21 (117.56) (117.69) (117.16) (117.34) (117.68) (117.82) (117.63) ／本日はシグナル点灯無し。売りブレークアウト116.70より売りブレーク発生し、 ユーロ弱気に転換した。 7月15日116.55よりユーロ強気中であったが、本日23日、ユーロ弱気に116.70にて転換。 ユーロ円は基本が横ばいであり、乱高下の度合いが大きくなるだけかもしれない。 目先は弱気に転換した。
＜ユーロ・ドル相場＞　ユーロ・ドル0.9883 (0.9907) (1.0084) (1.009) (1.0148) (1.0111) (1.0057) (1.0073) ／本日はシグナル点灯無し。ユーロ売りブレークアウト1.0036より発生し弱気転換した。 7月8日0.9775よりユーロ強気中であったが、本日23日1.0036にて弱気転換。 本日は、ドルスイスにも短期ドル買いシグナルが点灯し、さらにドル買いブレークも 発生し、主要ペアは全面的にドル短期強気に転換したと認識している。 短期的にユーロ弱気に転換した事は確実であるが、中期的にもユーロ弱気に転換中である。 中期ユーロ売りシグナルが点灯中である。強い相関性を持つドルスイスも同じく、 ドル中期買いシグナルが点灯中、ドル中期強気周期に転換中である。

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