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経営再建途上にある音響機器大手のケンウッドが、借入金の一部を株式に振り替える債務の株式化(デット・エクイティ・スワップ)を含め、主力取引銀行のあさひ銀行などから200億円規模の金融支援を受ける方向で交渉に入った。
同社は、2002年3月期連結決算で266億円の当期純損失を計上、グループ全体で約170億円の債務超過に陥っていた。既に第三者割当増資を実施する方針を表明しており、債務の株式化も行うことで債務超過を一気に解消したい考えだ。
ケンウッドは22日、「資本増強の具体策は機関決定されていないが、鋭意検討を進めている。ぜひ早期に実現したい」とのコメントを発表した。
同社は、6月下旬に就任した河原晴郎社長を中心に事業の構造改革にも着手。グループの従業員を年内に3000人削減するほか、不振が続く家庭向けの音響映像機器(AV)事業の分社化なども検討している。