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アルゼンチン中銀幹部のレスニウィア氏は22日の講演で、同国が8カ月前から実施している銀行預金引き出し制限について、「預金引き出しを認めるのに適した情勢になっている」と述べ、緩和し始める用意があることを明らかにした。
ラバニャ経済財政相はかねて、預金凍結解除はインフレ加速や通貨安を招くとして、解除に反対している。しかし引き出し制限は、不況を深刻化させるとともに、数百万人の預金者による訴訟や抗議を多発させている。
レスニウィア氏によると、アルゼンチン中銀は、国民が銀行への信頼を十分に回復させているため、預貯金引き出し制限を部分的に緩和できるとみているという。同氏はまた、講演後ブルームバーグ・ニュースに対し、財政経済省は中銀の提案を支持していないが、「1カ月程度たてば、中銀の見解に同調してくるだろう」との見方を示した。