現在地 HOME > 掲示板 ★阿修羅♪ |
|
日銀が23日朝発表した市場調査結果によると、取引所を介さない日本国内店頭でのデリバティブ(金融派生商品)取引残高は13兆2740億ドル(想定元本ベース)となり、昨年末に比べ10.8%増加した。金融環境の変化が大きく、金利スワップ取引が活発化した。増加は半期ベースで4期ぶりだが、円換算での増加率は0.6%程度。全般的には「ようやく下げ止まった感」(金融市場局)があるとの見方だ。
金利関連取引の想定元本は11兆4050億ドルで12.4%増加。円スワップが金利スワップ全体の7割を占めるなど活況だった。従来ほとんど見られなかった邦銀同士の担保付き取引が広がり始めたのも取引拡大に寄与したもよう。外国銀行では従来から見られたが、邦銀でも格付けに格差がある金融機関間で利用が始まっている。外為関連取引も1兆8606億ドルで2.2%増えた。
取引所での取引残高は6兆7699億ドルで2.2%増えた。やはり金利スワップがけん引したが、円換算では7.0%程度の減少だったようだ。 (11:00)